Project

現地における学術支援・臨床協力活動

ミャンマーでの学術集会やアカデミー施設において、講演活動や研究指導などの学術支援や、
現地病院での実臨床を通しての教育支援活動を推進しています。
さらに、ミャンマーと岡山大学の医療系学部学生による国際医療多分野ワークショップを開催し、
ミャンマー並びに岡山大学において国際的かつ学際的な視野を持った医療系人材を育成します。

学術支援活動

2002年に岡山大学とミャンマー保健省との間で医療連携に関する交流協定が締結されました。以後、岡山大学は多くの長期および短期のミャンマー医療系人材の受け入れと同時に、毎年1月にミャンマー医学研究局(Department of Medical Research / DMR)で開催されるミャンマー医学研究総会にて、講演やシンポジウム、パネルディスカッションなどを通じて基礎および臨床医学の知識や最新情報を共有してきました。2004年から現在まで、岡山大学教職員によって、80を超える基礎・臨床医学に関する講義およびプレゼンテーションが実施されました。

参加領域

医学 人体構成学、薬理学、生理学、生化学、病理学、免疫学、ウイルス学、細胞生物学、法医学、麻酔学、腎臓学、放射線医学、血液学、産婦人科学、肝臓外科学、消化器・肝臓内科学、泌尿器学、胸部外科学、乳腺外科学、脳神経外科学、整形外科学、救急医学、形成・再建外科学
歯学 口腔外科、矯正歯科、口腔病理学
パラメディカル 栄養部、医療技術部臨床工学部門
写真:看板ミャンマー医学研究総会
(ヤンゴンDMRにて)
写真:研究会の様子 集合写真 多数の岡山大学教職員が参加

臨床協力活動

2010年より、岡山大学病院の複数診療科による臨床支援ミッションを実施しています。
これまでに累計200名以上の医師や医療スタッフが、ミャンマー人医師による臨床診療や手術等を支援しました。

参加診療科 形成外科、乳腺外科、口腔外科、脳外科、整形外科、麻酔科、看護部、臨床工学部門
連携 NPO法人日本ミャンマー医療人育成支援協会、ミャンマー人医師と医療スタッフ

1)形成外科・麻酔科・看護部

2010年から岡山大学病院形成外科が中心となり、年1~2回現地病院(ヤンゴン総合病院、ネピドー総合病院、マンダレー総合病院、パアン総合病院、モーラミャイン総合病院など)にて手術を中心とした臨床支援を実施。ミャンマー形成外科医師と共同で現在までに450名以上の患者の方々を治療した。同時に、岡山大学病院でミャンマー人形成外科医師を短期研修生として受け入れている(支援:NPO法人日本ミャンマー医療人育成支援協会)。近年、九州大学病院形成外科とも連携を開始した。

写真:子どもを抱いている女性 ミャンマーでは治療を受けられない子供が
たくさんいる。
写真:手術の様子 顕微鏡を利用した手術をミャンマー医師に指導。

2)乳腺外科

2010年より、岡山大学病院乳腺内分泌外科が、ミャンマー母子福祉協会およびヤンゴン中央女性病院との連携により、乳がんプロジェクトを開始。

支援:NPO法人日本ミャンマー医療人育成支援協会、日本国経済産業省

医師と技師の写真岡山大学病院にて研修を受けた放射線治療医師と放射線技師がミャンマーにて乳がん検診を開始

3)口腔外科

2015年より、ミャンマー歯科大学と岡山大学病院口腔外科(再建系)との共同により、現地での口腔がん検診を開始。以降、検診は毎年実施されており、これまでに100名以上の健常者を検診し、約10名の異常を発見した。

写真:横断幕

学部学生対象の国際医療多分野ワークショップ(2019年2月開始)

岡山大学医療系(医・歯・薬・看護)学部学生10名が、ミャンマー医療系学部学生20名と現地で合流し、生活習慣病や感染症などに関するワークショップを通して、共に問題や課題を探りながら解決法を導く。同時に互いの文化の交流も目指し、ミャンマーおよび岡山大学双方の学部学生の医療に関する知識の獲得と、問題解決能力の向上を促すユニークな試みが2019年2月に開始予定である。

図:ワークショップ

目的

  • 能動的学習
  • 課題解決型学習
  • コミュニケーション能力の向上
  • プレゼンテーション能力の向上
  • 異文化・人権に対する理解の向上
  • 社会貢献意識の醸成

ワークショップ時期

第1回 2019年2月下旬
第2回 2019年夏