Project

メディカルエンジニア育成体制強化プロジェクト
(Project for Human Resource Development of Medical Engineering / ME-Project)

JICA支援により国立ヤンゴン医療技術大学(UMT-Y)においてメディカルエンジニア(ME)育成コースを設立し、
ミャンマー医療機器人材を育成します。

Topics

ME-Projectの概要

概要

本プロジェクトは、国立ヤンゴン医療技術大学(UMT-Y)において、以下の活動を実施することにより、ミャンマーにおける医療機器を取り扱うME育成体制の強化および医療機材の維持管理体制の改善を目指すものです。

  • 1. MEの育成・配置の枠組みの策定
  • 2. ME 1年コースのカリキュラムの開発・実施
  • 3. メディカルエンジニアリングに関する指導員の育成
プロジェクトサイト 国立ヤンゴン医療技術大学(University of Medical Technology, Yangon/UMT-Y)
本邦支援機関 日本臨床工学技士会、臨床工学国際推進財団、岡山大学、TAネットワーキング
協力期間 2018年5月~2023年4月(5年間)
総事業費 約5.5億円

ME-Projectの目標と活動

目標

ミャンマーにおける医療機器を取り扱うMEを育成する体制が強化されること

活動

  • 2018年6月1日より、UMT-YにME1年コースを開設し、新1年生18名を迎え、講義を開始した。日本臨床工学技士会(JACE)によって日本の臨床工学技士を派遣するとともに、UMT-Yの講師陣で講義を行う。実習内容は、解剖を含めた医学知識に加え、医療機器メンテナンス、修理、そして病院実習などの実践的内容を含む。
  • 2018年度は、年3回ミャンマーと日本側で会議(キックオフ・ミーティングおよび合同調整委員会)を開催し、以下の内容を議論し進めていく。岡山大学は、下記2)から5)までのマネジメントを担う。
    • 1)ME1年コースの課題と改善
    • 2)ME1年コース修了生の資格の確立と各病院への配置
    • 3)ME-Project終了後の4年制学士課程設立
    • 4)ME1年コースの教員ならびに4年制学士課程の教員の育成(本邦への修士課程留学)
    • 5)ミャンマー型MEの育成と資格制度の確立

6月1日の開講式は、保健スポーツ省、日本大使館、JICA、岡山大学、日本臨床工学技士会、各民間企業の参加により、UMT-Yにて大々的に行われた。

集合写真
写真:参観の様子 保健大臣がUMT-Yの授業を参観
写真:授業風景 実際の授業風景。日本人講師と活発な議論が展開

活動計画

図:活動計画